ギャルが会社立ち上げに関わるブログ

元Webディレクター、役者であり、ラッパーである松島やすこが、「渋都市株式会社」の経営および諸手続きに奔走するブログ

【決算♡】今知っておきたい、法人税ってそもそも何?

ヤッホーー!
Yascoだよ。
 
ガールたちはGW楽しく過ごせた?
Yascoはお芝居に出演していたよ💡
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今回の役はこんな感じ💄
田舎の40歳の役だったよ👯
お客さんや初めて会うスタッフさんに
ブログを読んでるって言ってくれた
ガールもいて嬉しかったな💖
 
次回公演の予定も
秋と冬にそれぞれ決まっているから
そっちの準備も進めるけど
Yascoはしばらく
渋家株式会社の運営
しっかり専念するね✨
 
というのも最近のYascoは、
実は2015年度の決算
超てんやわんやしてたの💦
 
Yascoは渋家株式会社では
経理のお仕事もしているよ。
Yascoが今のお仕事をしている経緯は
前のブログを見てみてね👇💖
 
渋家株式会社は3月が年度末だから
経費や売り上げをまとめて、
どのくらい利益が出たのかな?って
ちゃんと計算して、
税務署とかに報告をする必要があるんだ…
その締め切りが5月末😱
 
1月から運営を開始して、たった3か月だったけど
超大変で、会計士さんにも
だいぶ迷惑をかけたよ…😅
 
そんなわけで、今回から
決算に関係する事
テーマに書いていくよ💰
起業を考えてるガールも
「年度末だから請求書早く出せ💢」って
キレられたことのある
会社員のガールも要Check🌟
 

♡決算って?♡

決算っていうのは、さっきも書いた通り
1年間の会社のお金の出入りを計算して
どのくらい利益や赤字が出たのか?を
明らかにするもの。
 
想像しやすいところから言うと、
入ってくるお金は基本売り上げ≒収益がベース💰
出ていくお金は案件で買ったものとか
役員に払う役員報酬、
外注さんやバイトさんへの人件費、
事務所の家賃や光熱費etc...といった
いろんな種類の費用があるよ💸
 
他にも、入ってくるお金でいうと、
例えば株主さんたちに
出資をしてもらって増やした資産とか
大きい仕事をするために
銀行からお金を借りてできちゃった負債とか…
なんていうのもあるよね。
 
あとは、実際まだもらってないけど
「3月分のギャラ、2か月以内に払うね!」って
約束されているお金=売掛金とか、
仕入れた材料の代金を
後払いにしてもらってるお金=買掛金みたいな
実際お金は動いてないけど、
いずれ出入りがありそうな内容
まとめておく必要があるよ👛
 
細かい項目は言いだすときりがないから
おいておくとして、
そんなお金についての動きが事業年度内に
どんな感じで発生したかをまとめて
そのプラマイを計算するってわけ☝️
 

♡Yascoが今回一番テンパったこと♡

そんな中、Yascoがまじでテンパったのが
法人税の存在😨
 
決算でプラマイをまとめるのには
いくつか理由があるの。
もちろん経営しているガールたちや
経営を任せてくれてる株主さんたちが
1年の結果を把握できるようにする!
っていうのがそのひとつなんだけど、
企業にはそのプラマイの結果に応じて
税金=法人税を納める義務があるよ💦
 
Yascoはあんまりその辺がわかってなくて
とりあえず売り上げとか経費をまとめまくって
会計士さんとの打ち合わせに
のぞんだんだけど…
 
👩「Yascoさんがまとめた資料だと、利益が100万円くらい出てますね」
🙎「そいつは何よりだ」
👩「細かい計算はこれからですが、この状態だと法人税が40万円くらいかかります
🙎「…え?」
 
 
……
 
………
 
………OMG😱
 
 
え、なんなの?
4月から結構カツカツで頑張らないと
ぶっちゃけまずいのに
そんなに取られるの?
 
 
絶望………😨
 
 
結局、1〜3月にお願いした
外注さんに支払う予定の報酬や
買った機材の未払い分とかも
計上する必要がある…っていうのを
Yascoがわかってなかっただけだったので
そんなに利益は出ず事なきを得たんだけど😅
 
まじでテンパりまくって
パナマ文書に思いを馳せながら
とりあえずビール飲んだよね…🍺🌺
 
というわけで前置きが長くなったけど
今回は法人税の仕組みについて
解説するね💖笑
 

法人税の仕組み♡

実は法人税
法人税(法人所得税
法人事業
法人住民税
の3種類で構成されてるの。
 
それぞれの金額がどういう感じで
決まるのかも含めて、レクチャーするよ✏️
 

法人税(法人所得税

①が②③と違うのは、
国に納める国税である、っていうこと。
②と③は会社がある都道府県に
対して納める地方税なんだ🗾
 
この法人所得税は名前の通り、
会社の所得≒利益にかかる税金だよ。
つまり、赤字の場合は
払わなくて大丈夫ってこと☀︎
 
ここで注意したいのは
会社の所得利益」っていう部分。
普通の会計上だと、収益から費用を引いたお金が
利益になると思うんだけど、
所得=利益では必ずしもないの💦
 
「じゃあ所得って何?」って話なんだけど、
この法人税の計算には
税務会計っていうルールを使うんだ。
つまり…
 
企業会計:収益 − 費用 = 利益
税務会計:益金 − 損金 = 所得
 
という感じで、
普通の会計の計算とちょっと違うの。
 
ここで、益金損金っていう
謎ワードが出てきたね😥
当然「収益や費用と何が違うの?」って
いう疑問が生まれるはず…💥
その辺について詳しく見ていこう🏃
 

収益と益金のちがい

収益って、さっきも言った通り
基本的にはガールたちが会社を運営して
得た売り上げがベースになってくるものだけど、
例えばガールの会社が
他の会社の株を買ったとするよね📜
 
その会社がいい感じで黒字になって
配当金が出たとしたら
そのお金は受取配当金といって
会社の収益になるよね✨
でも、このお金は益金には
カウントされないの。
 
というのも、益金って
もし損金を引いてプラスになった時には
課税対象になっちゃうお金だよね💸
 
でも配当金っていうのは
株を発行している会社が
税金を支払ったあとに残った利益を
株主さんに分配するものだから、
その配当金に課税しちゃうと
二重に税金を取っていることになっちゃうわけ☝️
 
だからこの受取配当金は益金に該当しない
益金不算入項目になるよ👍
 
ただ、こういうケースは
起業したばかりのガールたち的には
あんまりないだろうから、
基本的には収益=益金って思ってても
大丈夫かも…😎
 

費用と損金の違い

どっちかというと注意しなきゃいけないのは
ガールたちにも身近なこっちの違い💦
というのも費用ではあるけど損金にならない
損金不算入の項目には
こんなものがあるの😨
 
・(一部の)交際費
小さい規模の会社だったら大丈夫だけど
交際費は年間800万円まで、もしくは
「飲食に掛かる支出」の50%までしか
損金算入にできないの💦
 
大きい企業に勤めてるガールは
「営業先との飲み代が
一部しか経費で落ちない…」って
経験があるかもしれないけど、
その原因がこのルール💥
 
でも交際費って、
ご飯を食べたり遊んだり…
個人に多少なりともメリットのあるお金だから
「本当に仕事に関係あるの?」ってことが
一番説明しにくい経費だよね😥
 
「税金で取られるくらいなら
みんなでおいしいもの食べまくろう」
みたいな人が増えまくらないよう
規制が設けられてるってわけ😠
 
・役員賞与
例えばガールたちが役員をしている会社で
ある月の売り上げがめちゃめちゃ良くて
「今月は頑張ったからいつもより
10万円多くお給料もらっちゃおう」って
話になったとするよね。
 
これは気持ち的にはめっちゃよくわかるんだけど
イレギュラーな役員賞与は
損金不算入なの😵
 
というのも、役員のガールたちは
いわゆる上司みたいな存在もいないから
自分で自分の報酬を決めることになるよね。
 
もし「利益出そうだから、その分ボーナスにして
プラマイゼロで申告するわ!」とか
「1〜3月の給料を爆上げするわ!」っていうのが
OKになっちゃうと
世の中に黒字決算の企業がなくなっちゃう💦
 
そんなわけで役員のガールたちは
自分でもらうお金を考えられる分
年度の始めに決めたお金しか
損金として計算できない
っていう仕組みになっているみたい😭
 
※自分で報酬を決める…って書いたけど
厳密には、役員報酬を決めるときは
株主さんたちにOKをもらわないと
いけないことになってるの😥
役員報酬についてはまたブログで詳しく書くね✏️
 
会社のお金の出入りから
これらの不算入になるお金を加味して
計算したのが所得ってことになるわけ💡
収益と益金、費用と損金の違いは
なんとなくわかったかな?
 
さて、所得が計算できたところで
気になる税率だけど…
 
・資本金1億円以下の中小法人の税率は、年間所得800万円以下の場合は15%、年間所得800万円超の場合は25.5%
・中小法人以外の法人の税率は25.5%
 
つまり、渋家株式会社で
100万円の所得が出た場合、
15万円の法人所得税が取られちゃうの😱
 

②法人事業

同じく所得が出た場合に、
地方に対して納めないといけないのが
この法人事業💣
これは地方によって異なるから
ガールたちの本店がある都道府県の
サイトを見てほしいんだけど、
東京都の場合はというと…
資本金の額や所得の大きさによって
税率が変わってくるみたい…
一般的に押さえておきたい
2つのルールについて説明するね📓
 
まずは標準税率超過税率っていう考え方。
超過税率は文字通り、
大企業(=資本金が1億円以上)とか
所得がめっちゃあった会社は
高めの税金を払ってね!というもの。
 
・資本金1億円以下の中小法人の税率は、年間所得2500万円以下or収入が2億円以下の場合は標準税率、それを超えると超過税率
・資本金1億円以上の場合は超過税率
 
次に軽減税率適用法人か?をCheckするよ。
これも文字通り、小さい会社は
税率をちょっと軽めにしてあげるね!って
ことなんだけど、基準はこんな感じ。
 
・資本金が1000万円以上で、事務所がある都道府県の数が3以上→軽減税率不適用法人 ・上記に当てはまらない場合は軽減税率適用法人
 
その上で、さらに所得が
・400万円以下
・400万円超〜800万円以下
・800万円超
どの範囲に当てはまるかによって
税率が決まってくるの😨
くそややこしいね…😨😨😨
 
なので渋家株式会社で
100万円の所得が出た場合は
標準税率かつ軽減税率適用法人なので
税率は3.4%☝️
34000円の事業ということになるね😭
 

③法人住民税

最後の住民税だけど、
これは都道府県と市町村に分けて
納める必要があるよ。
そしてこれには
所得割均等割っていう
考え方があるの💦
 
つまり所得割は①②と同じく
所得に応じて払うお金なんだけど
均等割の方のお金は所得に関係なく
赤字でも支払わないといけないの😵
やばい…😨
 
同じく東京都の場合でいうと
所得割の方は税率が12.9%…!
で、均等割の税金は7万円…
つまり所得が100万円だと
取られる税金は住民税だけで約20万円
 

まとめると…

100万円所得があった場合は、
①法人所得税=15万円
②法人事業税=34000円
③住民税の所得割=129000円
 均等割=7万円
 
しめて…
 
383000円………
 
やば………
 
ケイマン諸島行こ………
 
 
以上が法人税の仕組みだよ✏️
普段経理の方はそんなに意識してない
取締役のガールも、
いざ税金を納めなきゃ!ってなった時
テンパらないように、
どんな種類の税金があって
どのくらいの税率がかかるのか
しっかり理解しておきましょ🌴
 
長くなったけど読んでくれてありがとう!
次回もちょっと決算に関連した
ブログをアップする予定だから
お楽しみに〜✨
 
それではBYE〜
Yascoでした🙆